SCARDA事業合同フォーラム2025で宮澤センター長が成果報告を行いました

 みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。1126日(水)の930分から18時まで、大手町プレイスホール&カンファランスにおいて、「SCARDA合同事業フォーラム2025 -感染症ワクチン課題の進捗・成果報告、連携の深化に向けて-」が開催されました。

日本政府は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の教訓から国策としてのワクチン開発を迅速に推進するために、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)内に先進的研究開発戦略センター(SCARDA)を20223月に設置しました。

今回は、SCARDAにおいて実施している「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業」および「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」の研究成果や実施状況が報告されました。

現地参加で300名、オンラインで1,000名の申し込みがあったそうで、関心の高さが感じられます。途中に休憩が3回入り、合計21のプログラムが報告されました。当社の「粉体噴射型IgA産生誘導経鼻ワクチンシステムの開発」につきましても、当社の経鼻粘膜ワクチン研究開発センターの宮澤正顯(まさあき)センター長が成果報告を行い、プログラムオフィサー(PO)の先生からコメントをいただきました。

私は現地参加で聞いていましたが、我々の開発した粉体経鼻投与を用いることで鼻腔洗浄液中に分泌型IgA産生が誘導され、インフルエンザウイルスに対する中和活性を示すことがカニクイザルでも示されたという内容であり、まだ事業化に向けた課題はあるものの、開発段階は着実にステップアップしているなと感じました。