みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。4月7日(月)の14時に「株式会社ニッスイとのニホンウナギ人工種苗生産に関する共同研究契約締結のお知らせ」を発表しました。
当社は水産業界大手のニッスイ(東証プライム1332)と2024年10月よりニホンウナギの人工種苗の大量生産技術開発に関する共同研究を開始しています。種苗(しゅびょう)とは、養殖に使用する稚魚のことです。
現在、ニホンウナギの種苗は河口域で採捕された天然シラスウナギに依存しています。しかし、その捕獲量は大幅に減少しており、農林水産省は親ウナギの卵を採取してふ化させた人工種苗(人工シラスウナギ)の比率を高めることを目標(2050年に人工種苗比率100%)としていますが、その実用化は進んでいません。
当社は小規模ながら完全養殖を実現したニホンウナギ人工種苗生産に成功しています。ブリをはじめとする種苗の大量生産技術をもつニッスイと共同研究を行うことで、現在の生産性を高めて大量生産技術の確立を目指します。