温泉発電所が稼働し、売電を開始しました

 みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。410日(木)、「泉源の余剰蒸気を活用した「温泉発電所」稼働のお知らせ」を発表しました。

鹿児島県指宿市の当社保有敷地内において、ホテルのお風呂や床暖房に使用している泉源の余剰蒸気を活用した温泉発電所が稼働開始しました。本発電所で発電した電気は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)を活用し、全量を一般送配電事業者に売電します。

当社は、2015年から純民間企業としては国内で初めてバイナリー式地熱発電所を運営しており、毎年約1,000kWhを売電しています。米国は地熱発電に積極的ですが、日本には地熱発電で必要なすべての電力を賄えるくらいの地熱エネルギーがあるにもかかわらず、事業化が進んでいません。

当社が今回、新たに稼働を開始した温泉発電所は年間400kWhの発電量を想定しています。これは一般家庭の1,000世帯の年間消費電力に相当します。温泉発電は、地熱発電同様、季節や天候に左右されることなく年間を通して安定した稼働が可能な再生可能エネルギーであり、気候変動の原因となる温室効果ガスの排出量が極めて少ないため、近年注目を集めています。