みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。3月28日(金)、「米国Tasso, Inc.との合弁会社設立のお知らせ」を発表しました。Tasso(タッソ)社は自己採血デバイスを手掛ける米国ワシントン州シアトル発のスタートアップ企業です。欧米で累計150万個以上の自己採血キットの販売実績があります。
合弁会社(出資比率はTasso 60%、当社 40%)の株式会社新日本科学Tassoは日本国内の独占販売権を持ちます。今後、認証申請を行い、年内の認証取得および販売を目指します。遠隔医療の実用化・拡大において、診察はWebでできますが、ネックとなっているのが採血です。
Tasso社の自己採血デバイスは、痛みがほとんどなく、場所を選ばず、自分で、高品質な血液が採血できる特徴があり、この課題解決に貢献できると考えています。わざわざ、採血のために医療機関に行く必要はなくなり、患者負担だけでなく医療従事者(看護師等)の負担軽減にもつながると予想されます。
当社は米国ワシントン州のビジネスインキュベーション施設と当社のインフラ・ノウハウを活用して、SNBL Global Gateway構想(日本のスタートアップ企業の米国進出の支援と、米国のスタートアップ企業の日本進出の支援)を推進しております。Gateway(ゲートウェイ)は入口を意味します。今回の件は、そのSGG構想に基づく取組みであり、日本の医療の発展に大きく貢献するものと考えております。