みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。8月6日(火)の11時30分に「2025年3月期第1四半期決算短信」と「決算説明会資料」を発表しました。
第1四半期(Q1)の売上高が前年第1四半期(前Q1)比減収であること、営業損益が1.4億円の赤字であること、Q1の非臨床事業の受注高が71.7億円と前Q1(84.0億円)を下回っていますので、良くないなとの第一印象をもたれるかもしれませんが、Q1業績は通期計画に対してほぼ想定通りです。
売上高の減収に関しては、非臨床事業で受注した試験の売上計上のタイミングの問題であり、第2四半期に売上計上される試験が多く計画されておりますので、上期では計画通り、増収になると見込んでおります。
営業損益の減益は、米国Satsuma社の経費5.9億円が販売管理費に加わったことが主因です。前Q1にはなかった費用です。人材の大幅な強化(今年4月に100人の新卒採用を行いました)など戦略的に大型先行投資を継続して行っていることによるコストアップも要因になっています。
受注高に関しては、Q1にキャンセルが22.1億円発生したことが要因です。当社は四半期ごとに受注高を開示していますが、受注済案件の試験開始前キャンセルが発生した場合は、その時点でマイナス計上というネットベースでの開示をしています。実際にQ1で獲得した受注高(グロスベース)は93.8億円(71.7億円+22.1億円)とであり、四半期ベースで過去最高の受注高を獲得したことになります(これまでの最高は前年度Q3の88.8億円)。CRO業界の中で当社の受注の強さは注目だと思います。
当社としましては、Q1について堅調な推移と考えております。新社屋研究棟が完成し、引っ越しを終えた社員から「広くて、明るくて、働きやすい」との報告が来ております。通期業績予想の達成に向けて、今後も全社一丸となって頑張ってまいります。