2024年3月期決算を発表しました

 みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。58日(水)の1130分に、「20243月期 決算短信」と「20243月期 通期連結業績予想値と決算値との差異について」および「20243月期 通期決算説明会資料」を発表しました。

24/3期は売上高、利益とも22日に発表した予想値を上回って着地しました。当社の業績の先行指標である非臨床事業の受注高、受注残高はともに過去最高となりました。

25/3期の業績予想は増収減益、営業利益は24/3期比18.1億円の減益を予想しています。減益予想の主因は、Satsuma社の偏頭痛治療薬のFDA承認に向けた経費32.9億円(24/3期比19.5億円増)と見込んでいることです。

収益源のCRO事業については、25/3期の売上高が24/3期比12.9%増の292.4億円、営業利益が同13.0%増の79.0億円と2ケタの増収増益を見込んでいます。CRO事業の営業利益に臨床事業を行っている新日本科学PPDからの持分法利益を加えた事業利益が、真のCRO事業の収益力と考えていますが、25/3期の事業利益は同11.7%増の108.8億円と予想しています。事業利益の25/3期予想を含んだ4年平均成長率(CAGR)は26.5%となり、グローバルに事業を展開し評価を得ていることにより高い成長を続けていることがわかります。

減益予想に心配になられる方がおられると思いますので、同時に発表した決算説明会資料の7ページ目に次年度の26/3期および27/3期の業績予想のイメージを載せました。Satsuma社の経費は25/3期が最大と予想しており、営業利益は25/3期を底に増益に転じると考えています。

25/3期の非臨床事業の受注高は海外受注高がけん引することで同25.1%増の342.8億円と過去最高を大幅に更新することを予想しています。

配当については、当社の主力事業であるCRO事業における2つの成長エンジン(実験用NHPを用いた非臨床事業と新日本科学PPDで行っている臨床事業)はいずれも順調に拡大することが予想され、25/3期も1株当たり年間50円配当の継続を見込んでおります。今後も引き続き注目をよろしくお願いします。