SOT2024報告:注目のポスター発表

 みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。世界最大の毒性学会であるSOTSociety of Toxicology)年次総会が311日から14日まで米国ユタ州ソルトレイクシティのSalt Palace Convention Centerで開催され、当社はブース展示やポスター発表およびトップ営業等を行いました。ポスター発表については合計7名が発表しました。

個人的には312日の午前中に発表した「NHPのための新しいリアルタイム自動顔認証システムの開発」が業務の効率化だけでなく、実験動物のWell-beingの観点でも、とても魅力的な内容でした。

当社は実験用NHPNon-Human Primates)を集団で飼育していますが、複数のNHPの中から特定のNHPを探すのに一苦労します。人間は言語を持っていますので、特定の人を探したい時は名前を呼べば良いのですが、NHPではそうはいきません。そこで我々はNHPの顔を識別する個体認証システムを開発しました。このシステムは空港などにある人間の顔認証システムをNHP用に応用したシステムになります。今後このシステムをさらに改良して、NHPの健康管理をリアルタイムでモニタリングするなど動物福祉をさらに向上させるシステムとして期待が高まっています。

ポスター発表の反応はとても良く、質問もたくさん来ました。完成したら是非導入したいと言って下さる方もいたそうです。