日本脳循環代謝学会で研究成果(浜松医科大学との共同研究)を発表しました

 みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。1110日(金)から2日間、アクロス福岡(福岡市中央区天神)において、第66回日本脳循環代謝学会学術集会(BRAIN Japan 2023 in Fukuoka)が開催されました。今回のテーマは「脳循環代謝のルネサンス」です。

11日(土)の最終セッションで、当社のTR事業部の深草翔太さんが「鼻腔内嗅部を標的とした新規Nose-to-Brain投与技術の開発―PETによる薬物の脳移行性評価」という演題で口頭発表しました。本発表は、当社TR事業部独自の経鼻投与技術によってカニクイザルの鼻腔内嗅部領域に製剤を分布させ、血液脳関門透過性の低い薬物を脳内へ効率的に送達可能であることを、PETPositron Emission Tomography)によって定量的に評価したという内容です。

発表終了後、座長の先生と鼻から脳に薬物が移行する経路に関して活発な議論をさせて頂きました。学会で得られた最新の知見と議論させて頂いた内容をもとに更なる研究開発を進めていきます。

写真は右が共同研究先である浜松医科大学の間賀田 泰寛 教授、左が発表者の深草さんです。ご苦労様でした。