みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。本日6月9日（金）8時30分に、米国Satsuma Pharmaceuticals, Inc.（米NASDAQ：STSA）の公開買い付けが成立し、Satsuma社は新日本科学の完全子会社になること、およびSatsuma社の上場廃止を発表しました。
Satsuma社の最終終値は1.10ドルです。当社の買付け価格0.91ドルを上回っていますが、これは株主に付与される条件付価値権（CVR：contingent value rights）のプレミアムとみています。CVRとは、STS101が発売されることから得られる利益から、買収以降に投資した資金を回収した後に残る利益の蓄積が、あらかじめ設定した金額に達した場合にその一定額を還元するというものです。STS101に対する期待値のあらわれだと感じています。
なお、米FDAからSTS101の審査終了目標日を2024年１月17日との連絡をいただいております。承認が得られれば、速やかに販売パートナーを見つけ、なるべく早く上市（発売）したいと考えています。Satsuma社買収が、将来を見据えたすばらしい経営判断だったと証券市場で評価されるように進めてまいります。