リアルワールドエビデンス評価研究講座(READS)シンポジウムを開催

 みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。近年、IT技術の進歩により、医療・健康領域において各種診療データ、レセプト情報等の電子化が進み、リアルワールドデータ(RWD)として大規模なデータが蓄積されるようになりました。このRWDの二次的利活用により、新薬開発プロセスや臨床現場において新たなエビデンスが創出される可能性があり、注目を集めています。

当社は順天堂大学と20206月にRWDの二次的利活用におけるエビデンス(RWE)の評価研究を推進することを目的として、共同研究講座「リアルワールドエビデンス評価研究講座」を順天堂大学大学院医学研究科内に設置し、3年間共同研究を進めてきました。

その研究成果を発表するシンポジウム「RWE/RWD ~挑戦とその先~」を525日(木)の1250分から順天堂大学本郷・お茶の水キャンパスの有山登メモリアルホールで開催しました。

開会あいさつを講座代表者である順天堂大学医学研究科放射線診断学講座の桑鶴良平教授が行い、その後、3年間で実施した13研究のうち、主な研究成果の発表を行いました。当社子会社で医療・健康領域においるRWDの利活用の先駆けとして豊富な研究実績を有しているCLINICAL STUDY SUPPORTCSS)社も発表を行いました。後半は、国内外の研究者や専門家を招き、RWE/RWDに関する海外動向や今後の可能性についての講演もありました。

参加者は会場が43名、オンラインWeb150名、合計193名となり大変盛り上がりました。