みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。本日15:00に2023年3月期決算を発表しました。売上高、営業利益、経常利益はいずれも過去最高となりました。営業利益は4期連続、経常利益は5期連続の最高益です。
同時に発表した2024年3月期の業績予想は増収減益予想ですが、これは米国Satsuma社の連結子会社化による経費11百万米ドル(14.6億円)が営業利益の減益要因になるからであり、この影響を除くと営業利益は前期比20.5%増予想となります。
経常利益は、営業利益の減益予想に加えて、2023年3月期に15.1億円あった為替差益を2024年3月期は見込んでいないことが減益予想の要因です。Satsuma社の影響と為替差益の影響を除けばすべての利益で増益予想となります。
主力であり、当社の強みである非臨床事業の2023年3月期の受注高は前期比9.1%増の249.2億円となりました。2022年3月期は実験用NHP(Non-Human Primates)の確保を目的とした早期契約(25.1億円)や新型コロナ関連(20.6億円)という特殊要因が加わり前期比46.6%増の228.4億円と大きく伸びましたが、2023年3月期はそれら一部にキャンセルが発生し、それを2023年3月期受注高から減額したことが9.1%の伸びに留まった要因です。特殊要因を除いた非臨床事業の受注高の伸び率は28.9%増と分析しています。
2024年3月期の非臨床事業の受注高は、キャンセルの影響も落ち着くことが予想され、海外受注がけん引し、前期比31.2%増の327億円と高い伸びを計画しています。
業績は順調という判断から配当は年間1株当たり50円配当(過去最高)を予定しています。
詳細は、当社HPのトップページに掲載しています「2023年3月期 決算短信」の9ページ:連結業績予想、および「2023年3月期 決算補足説明資料」をご覧ください。