当社の重要投資先である米国Wave社が大型契約を締結

 みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。1213日(米国時間)、当社がハーバード大学と東京大学の教授らの技術を基に設立し、現在は当社の重要投資先となっているWave Life SciencesNasdaqWVE)が、グローバルファーマの英国GSK社との戦略的提携契約を新たに締結したことを発表しました。

本契約締結により、Wave社はGSK社から17,000万ドル(1ドル135円換算で約230億円)のUpfront payment(契約一時金)を受領します。また、今後の開発進捗に伴い予め本契約で定めたマイルストーンフィーやロイヤルティーを受領する権利を得ることとなります。

核酸医薬は、特別に設計された核酸を人工的に合成したもの(Oligonucleotideオリゴヌクレオチドといいます)を医薬品として用いるものです。Wave社は立体異性体が混在しない立体化学的にピュアなオリゴヌクレオチドを作成できる独自の立体制御合成技術(PRISM)を保有しており、同技術を用いて作成された核酸医薬は安定性、有効性、特異性などにおいて優れた効果が期待できます。また、独自のゲノム編集技術を活用した開発プロプラムも進行中であり、これら技術が評価されたのではと私は考えています。