順天堂大学に「生殖技術フロンティア講座」を開設

 みなさん、こんにちは。IR広報統括部長の岩田です。7月1日(金)の15時に、「順天堂大学に『生殖技術フロンティア講座』を開設」のお知らせを発表しました。当社と順天堂大学は産学連携で“ヒトを含めた霊長類の繁殖能の改善”を目指します。

新しいタイプの医薬品開発において実験動物としての霊長類はとても貴重な存在で需要が高いのですが、繁殖能は低く、その需要を十分に満たす供給はできておりません。またヒトも昨今の晩婚化を受け、生殖能力が低下しており、産みたいのに産めない患者の増加は少子高齢化が進む日本において、喫緊の課題になっています。2021年の人口動態統計によると、2021年の日本の出生数は81.1万人と前年比2.9万人減少し6年連続して過去最少となり、政府は2022年4月から不妊治療の保険適用を拡大しました。

当社と順天堂大学は、これら課題に早期卵巣不全の治療における第一人者でヒトの生殖能を向上させるために研究開発を継続してこられた順天堂大学大学院医学研究科 産婦人科学の河村和弘教授を研究代表者として、共同で取り組んでまいります。とても意義の高い取り組みと思っています。